「武漢レポート」「ファーウェイ密着」日本人ドキュメンタリー監督の動画がバズりまくるワケ

 近年、大物芸能人がこぞって参戦しているYouTube業界。石橋貴明、佐藤健、江頭2:50、川口春奈らが成功を収める一方で、再生回数が伸び悩む芸能人も少なくない。

 ネット利用者の可処分時間を奪い合い、際限なく競争が激化するYouTubだが、現在、大ヒット動画を連発する「元テレビマン」に注目が集まっている。

中国在住のドキュメンタリー映像作家・竹内亮氏

 その人物が中国在住のドキュメンタリー映像作家・竹内亮氏。

 南京市のコロナ対策を追った動画「人口850万 感染者ゼロの都市 中国南京」は昨年3月の再生以来、234万再生を記録。都市封鎖が解除された武漢で10人の市民に密着した「お久しぶりです、武漢――日本人監督が見た武漢」は118万再生に達している。

2013年に中国・南京に移住

 竹内氏は制作会社のディレクターとしてテレビ東京「ガイアの夜明け」「未来世紀ジパング」などに携わった後、2013年に中国・南京に移住。

 制作会社「和之夢」を立ち上げ、中国の動画プラットフォームであるBilibili、iQIYI、Youkuなどから中国向けにドキュメンタリー紀行番組を配信。YouTubeでは2017年から配信を行っている。

「100 Faces of HUAWEI」が大反響

 そんな竹内氏が今年3月からYouTubeで公開し大反響を呼んでいるのが、米中貿易戦争によりアメリカから制裁を受ける中国の巨大企業・華為技術株式会社(ファーウェイ)に密着した「100 Faces of HUAWEI」だ。

 3月3日に公開した「ファーウェイで働く欧米人社員が内部から見るアメリカの制裁とは?」では、同社で働く非中国人社員とその家族に密着しているほか、郭平輪番会長には「中国政府とファーウェイの関係」についてインタビュー。一ヶ月で120万再生をオーバーしている。

 同27日公開の「ファーウェイは誰が操っているのか?会社をコントロールするものは一体?」ではさらに踏み込んだ取材を行っている竹内氏。この動画は10日間で140万再生超えの大ヒットとなった。

 なぜ竹内氏の動画はここまでバズりまくるのか――

「現場のナマの言葉を引き出している」

「世界的な関心事かつ、普通ならどうしても政治的になってしまうテーマなのに、取材対象を徹底的に掘り下げることで現場のナマの言葉を引き出している。陰謀論が幅を利かせるネット上で、ナマの情報に触れることが難しい実情があるからこそ、竹内さんのドキュメンタリー作品が支持されているのではないでしょうか」(全国紙デスク)

 今後も竹内氏の動向を注視したい。

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